リハビリテーション室 新人研修会 〜インシデント・アクシデントの分析について〜
2026年7月、リハビリテーション室にて新人研修会を開催しました。安全な医療を提供するためには、万が一事故等が発生した際、その背景にある要因を分析し、確実な対策を立案・実施していくことが不可欠です。今回の研修では、当院が導入している分析手法「P-m SHELL(ピーエム シェル)分析」について、セーフティーマネジメント委員の言語聴覚士の高木と理学療法士の小山が講師を務め、研修を行いました。
医療現場における「予期せぬ出来事」は、大きく2つ「インシデント」と「アクシデント」に分類されます。
・インシデント:事故やトラブルになりかけたが、実害や被害が無かった状態(ヒヤリハット)
・アクシデント:予想外のことが起き、実際に被害や損傷が発生した状態
当院が採用している「P-m SHELL分析」は、従来のSHELL分析に「P(患者様の要素)」と「m(無理なシフトや教育不足などの安全管理要素)」を追加し、医療現場向けに効率性を高めたものです。以下の7つの要因から多角的に原因を分析し、それらを元に対策を立案、実施しています。
「P-m SHELL分析」の要素
①P(Patient):患者様 ②m(Management):管理・体制 ③S(Software):マニュアル・手順
④H(Hardware):機器・設備 ⑤E(Environment):温度・照明などの環境
⑥L(Liveware):当事者 ⑦L(Liveware):周囲のスタッフ・関係者
現在リハビリテーション室では、インシデントやアクシデントが発生した際、この手法を用いてスタッフ全員で定期的に背景を分析し、再発防止策を立案、実施しています。研修において、新人には考え方や分析方法を学ぶようにしてもらっています。今後もチーム一丸となり、より安全で質の高いリハビリテーションの提供に努めてまいります。