リハビリテーション室

リハビリテーション室

リハビリテーション室のご紹介

  • リハビリテーション科は診療部門に登録医が3名、訓練部門については理学療法士24名、作業療法士17名、言語聴覚士5名、助手2名で構成されています。リハビリテーションの施設基準では疾患別リハビリテーション料について脳血管リハビリテーション料Ⅰ、運動器リハビリテーション料Ⅰ、呼吸器リハビリテーション料Ⅰ、廃用症候群リハビリテーション料、癌リハビリテーション料を算定しています。また、回復期リハビリテーション入院料Ⅰ、地域包括ケア病棟入院料を算定しています。若いスタッフからベテランまで理学療法、作業療法、言語聴覚療法の其々の専門性を活かし、患者様の「家庭復帰」や「職場復帰」に貢献できるように頑張っています。

リハビリテーション室 基本方針
01
患者様本位の思いやりのある医療を提供します。
02
地域医療機関と連携し、地域住民の為に最善のリハビリテーションを提供します。
03
ジェネラリスト・スペシャリストの育成に励みます。

人員体制

それぞれが2分野以上の業務を兼務することにより円滑に業務を進め、それぞれが得意分野を伸ばすことにより専門性を高めています。

登録医
3名
理学療法士
24名
作業療法士
17名
言語聴覚士
5名
助手
2名
有資格者
呼吸療法認定士
2名
心不全療養指導士
2名
糖尿病療養指導士
3名
癌リハビリテーション研修者
13名

業務内容

理学療法

病気や怪我で生じた障害などに対して、運動療法や物理療法機器を使用して身体機能の改善を図ります。
骨折で生じた関節の可動域制限や筋力低下、痛みなどに対してアプローチし、脳卒中後などの麻痺に対しても日常生活が行なえるように動作指導などを行っています。
当院ではリハビリ処方の6~7割を整形外科疾患が占めているのが特徴です。大腿骨頸部骨折、椎体圧迫骨折、人工股、膝関節置換術、骨切り術などが特に多い疾患です。
また、生活習慣病などに対して糖尿病教室などで予防法などの指導も行っています。

作業療法

心身に障害を持ち、日常生活に支援を必要とする方を対象に治療手段と様々な「作業」を用いてアプローチします。理学療法と同様に例えば、骨折で生じた障害に対して、それぞれの体の状態に応じた方法で、食事や排泄、更衣、入浴、調理などの動作の方法の指導を行います。患者様の趣味、嗜好に合わせた作業を提案し治療に反映させ、手芸や園芸作業なども行っています。腱板断裂や橈尺骨遠位端骨折、上腕骨骨折などに対しては外来でのフォローも行っています。また、乳がんの患者様に対しても「がんのリハビリテーション研修」を修了した女性スタッフによって対応しています。

言語聴覚

言葉に関する疾患「失語症」、「構音障害」、「高次機能障害」と摂食、嚥下障害に対してアプローチしてます。言語聴覚士5名を配置し脳卒中患者を対象に急性期から回復期、外来でのリハビリを行っています。摂食や嚥下機能が低下している高齢者多く、誤嚥性肺炎を併発され入院される症例数が増えており、食形態や摂食における姿勢の指導などを行っています。

その他(カンファレンス、家屋調査)

毎週、各病棟での他職種カンファレンスに参加し、協議の内容の情報共有を行い、患者様の治療に反映させています。また、退院を間近に控える患者様にはリハビリ技師、ソーシャルワーカー、専門業者などと日程調整を行い家屋調査も頻繁に行っています。

実績(学会発表/論文発表/研修会開催/外部講師等)

学会発表
件数 脳血管リハ 呼吸器リハ 廃用リハ 運動器リハ 癌リハ
令和3年度 5,447 4,219 4,629 40,977 1,687
令和4年度 10,025 4,587 5,188 36,896 2,027
外部活動
  • 筑豊糖尿病療養指導士会によるウォークラリー、世界糖尿病デー(ブルーサークル)へ参加し糖尿病についての啓蒙活動。

  • 福岡県理学療法士会 運営スタッフとして理学療法の啓蒙活動、勉強会、研修会への企画運営。

発表・投稿等
  • 投稿者:濱口 翔
    「脊椎椎体骨折受傷後の早期リハビリテーションで生じる骨性疼痛に経皮的電気神経刺激(TENS)は有効か?:ケースレポート」
    物理療法科学:2022 第29巻 P77-82

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