患者様の権利と責務

飯塚市立病院では、全ての患者様に次の権利と責務があるものと考え、これらを尊重した医療をおこないます。

病気の種類や個人的背景に関係なく、平等に良質な医療を受ける権利
診療の目的、内容、その効果と危険性および回復の見通しなどについて納得できるまで十分な説明を受ける権利
十分な説明と情報提供を受けたうえで、治療法を自らの意思で決定する権利
他の医療機関の意見を求めることができる権利および病院を選ぶことができる権利
自分の診療記録の開示を求める権利
プライバシーは保護され、診療情報は厳重に管理される権利
臨床研究および臨床教育への協力要請を拒否する権利
良質な医療を実現するため、患者様自身の健康に関する情報を正確に提供する責務
他の患者様の医療および職員の業務に支障を与えないよう配慮する責務

看護師における特定行為の包括同意について

1.特定行為とは

特定行為とは、医師の指示に基づき作成した手順書に準じて、看護師が行う「診療の補助」行為であり、厚生労働省が定める21区分38行為となっています。この行為は特定行為研修を修了し、専門的な知識・技術を身につけた「特定看護師」だけが、実践可能な診療の補助行為です。特定行為を実施するメリットは、常に患者様のお傍に存在する看護師が医療チームの一員として、患者様の状態に応じ、適切な医療を迅速かつタイムリーに提供することにあります。