診療実績

更新日:2024年9月30日

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 34 35 34 97 182 462 1031 876 464

2023年に当院を退院した患者の年齢を10歳きざみで集計したものです。
70歳代が最も多く全体の32%、次いで80歳代が全体の27%を占めており、60歳以上が全体の90%近くを占めています。
(患者数が10未満の場合は「-」を表示しています。)

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 69 17.17 13.52 11.59 83.55
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 67 26.60 20.60 25.37 85.54
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 60 21.97 17.38 15.00 89.27
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 35 5.60 4.73 0.00 67.09
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 31 3.13 2.61 3.23 69.94

内科では、尿路感染症による入院が最も多く、誤嚥性肺炎、心不全、めまいがこれに続いています。

外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 74 5.38 4.55 1.35 69.47
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 46 7.96 6.87 0.00 61.93
06007xxx9905xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり 34 2.71 7.32 0.00 79.97
060040xx99x6xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 33 3.15 4.34 0.00 63.03
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 30 2.00 2.61 0.00 72.93

外科では、鼡径ヘルニア、胆石性急性胆のう炎、悪性腫瘍に対する化学療法目的での入院がこれに続いています。
身体への負担が少ない腹腔鏡や内視鏡による治療も多く行っています。

整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 165 50.48 25.50 24.85 85.07
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 55 36.25 19.34 27.27 80.07
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 53 50.32 21.96 0.00 76.55
070160xx01xxxx 上肢末梢神経麻痺 手根管開放手術等 47 5.89 4.49 0.00 69.47
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 34 7.94 4.76 2.94 62.29

整形外科では、大腿骨頚部骨折や変形性膝関節症などに対する観血的手術目的での入院が最も多く、胸腰椎圧迫骨折がこれに続いています。
外来では、脊椎、手、肩関節など専門の診察日を設けており、幅広い疾患に対応しています。
外傷、転倒による骨折の救急患者の受け入れも多く行っています。

眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 471 2.00 2.54 0.00 75.03
020250xx97xxxx 結膜の障害 手術あり - - 3.00 - -
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 手術なし - - 2.46 - -
020280xx99xxxx 角膜の障害 手術なし - - 15.11 - -

眼科では、白内障に対する手術目的の入院が大部分を占めています。
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乳腺甲状腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 31 8.84 9.88 3.32 74.65
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 12 2.33 3.51 0.00 73.00
090010xx99x6xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり - - 3.81 - -
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) - - 5.64 - -
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし - - 6.59 - -

乳腺外科では、乳がんに対する手術目的での入院が最も多く、化学療法目的での入院がこれに続いています。
乳がん検診も行っており、マンモグラフィ検査や乳腺超音波検査などにより早期乳がんの発見に努めています。
乳がんに対する内分泌療法や化学療法も行っており、放射線治療が必要な場合は、他の医療機関と連携しながら治療を行っています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - 1 8
大腸癌 - 16 36 61 10 43 1 8
乳癌 18 24 - - - 20 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - 12 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

がんのStageは、UICC(国際対がん連合)が定めた腫瘍の病期分類に基づいており、T(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)、M(遠隔転移)の3つを評価し、がんの進行度と拡がりを分類したものです。
また「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指します。
「再発」とは、当院·他施設を問わず初回治療が完了した後、当院にて患者さんを診療した場合や、がん寛解後に局所再発·再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
当院では全体の約73%を消化器系のがんが占めており、内視鏡による検査や治療も積極的に行っています。
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成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 10 10.40 61.40
中等症 90 21.67 83.64
重症 40 21.73 86.28
超重症 16 13.00 88.94
不明 - - -

市中肺炎とは、普段の社会生活を行っている中で罹患した肺炎のことです。
A-DROPスコアは、年齢·脱水·動脈血酸素飽和度·意識障害·収縮期血圧によって肺炎の重症度を表すもので、重症度0から5まで6段階あり、数字の大きい方がより重症です。
80歳以上の高齢の場合は、中等症以上の重症度になることが多く、入院期間も長くなる傾向があります。
当院では中等症から重症の割合が多く、93%を占めており、抗菌薬の適正使用に努めながら、併存疾患の評価·治療·リハビリ等を含めた診療を行っています。
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脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 45 49.90 79.24 20.00
その他 - - - -

脳梗塞の患者を病型別に集計したものです。
脳梗塞は、脳を栄養とする血管の閉塞などにより脳血流が不足し、壊死またはそれに近い状態になることで、閉塞部位により様々な症状を呈します。
経過の中で側副血行路が発達するケースは脳梗塞に至らない場合もあります。
当院は発症日から3日以内の入院が多く、点滴による急性期治療を行ったのち、早い段階からリハビリテーションを行い、在宅復帰へつなげています。
回復期リハビリテーション病棟では、他院で急性期治療を終えた患者も受け入れています。
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診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 31 0.84 2.55 3.23 70.35
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 11 11.45 15.55 45.45 83.82
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K6872 内視鏡的乳頭切開術 胆道砕石術を伴うもの - - - - -

内科では、呼吸器疾患、循環器疾患、消化器科疾患、代謝疾患など多岐にわたる診療を行っています。
内視鏡を用いた胃や大腸などの粘膜手術や止血術、胃瘻の造設術やペースメーカーの交換術などを数多く行っています。
また肝臓専門医のもとウイルス性肝炎や肝硬変に対しての治療も行っています。
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外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠経ヘルニア手術(両側) 48 0.46 3.83 0.00 66.81
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 48 1.44 5.31 0.00 60.81
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 26 0.58 3.96 3.85 74.38
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 18 0.00 1.00 0.00 73.72
K6872 内視鏡的乳頭切開術 胆道砕石術を伴うもの 18 0.28 8.39 0.00 75.33

外科では、消化器疾患(胃·大腸·胆のう·肝臓·膵臓)や静脈·リンパ管疾患などの診療を行っています。
消化器がん、ヘルニア、胆石症、下肢静脈瘤などの手術を数多く行っています。
身体への負担が少ない腹腔鏡手術や内視鏡による治療も数多く行っています。

整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 131 4.05 46.44 22.90 83.33
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 88 2.14 48.53 0.00 75.33
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 62 4.18 44.42 24.19 83.68
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 60 3.98 25.23 6.67 67.45
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術 前腕、下腿 51 0.82 5.67 0.00 65.96

整形外科では、骨、関節、筋肉、靭帯、神経の疾患などの診療を行っています。
外傷、転倒による骨折、変形性関節症などの手術を数多く行っています。
多くの合併症を有する高齢者の手術を行うことも増えており、他科と連携しながら安全な手術を心がけています。。

眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 471 0.00 1.00 0.00 75.03
K224 翼状片手術(弁の移植を要するもの) - - - - -

眼科では、白内障、緑内障、翼状片、眼瞼下垂など幅広い眼科疾患の診療を行っており、高齢者に多い白内障の手術を数多く行っています。
また白内障については、片眼を1泊2日の短期入院や外来で手術を行う場合があり、患者さまに適した治療を選択しています。
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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -

この指標は、播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症感染症、手術·処置の合併症が入院契機病名(入院のきっかけとなった傷病)と同一か異なるかを区別して、対象患者数と発生率を示したものです。
基礎疾患のある方や感染に対する防御能が低下している方は、これらの発症リスクが高いため、適切な観察·検査を行いながら、予防に努めています。
さらに、発症した場合には重症化しないよう努めています。
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リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) 482
分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) 454
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 94.19%

肺血栓塞栓症とは、深部静脈血栓症で生じた血栓が静脈血流により肺動脈を閉塞し、肺循環障害を呈します。
周術期における静脈血栓塞栓症に対する予防は、手術の大きさ、年齢、危険因子をもとに4段階のリスクレベルに階層化され、それに応じた予防法が推奨されています。
当院は40歳以上もしくは危険因子(癌、高脂血症、糖尿病、うっ血性心不全、抗癌剤治療など)に該当するリスクレベルが「中」以上の手術が多数を占めており、ガイドラインに準じた適切な予防法を行っています。

血液培養2セット実施率

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血液培養オーダー日数(分母) 310
血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子) 23
血液培養2セット実施率 7.42%

血液培養は、血液を採取し液体の入ったボトルに入れたのち数日間培養を行い、血液中の細菌を同定し、必要な抗菌薬を使用することを目的とした検査です。
また常在菌による汚染(コンタミネーション)の鑑別と検出率を高めるため、通常の採血よりもたくさんの血液を採取しなければなりませんが、2セット行うことが原則とされています。
当院では高齢者による入院が多いため、血液培養2セット実施率が低くなっています。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

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広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母) 313
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子) 155
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 49.52%

不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因となることから、抗菌薬の適正使用を推進することが求められています。
抗菌薬の適正使用を行うには、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要となります。
当院では血液培養の結果に数日間時間を要し、臨床所見より重症状態もしくは重症化の恐れのある高齢者が多いため、早期より抗菌薬の治療を行っている。

診療実績

入院実績
令和2年度 令和3年度 令和4年度 3年度平均
1日平均患者数 169.1 161.8 173.4 168.1
病床利用率 70.9 68.3 73.2 70.8
平均在院日数 18.3 16.4 16.8 17.2
外来実績
令和2年度 令和3年度 令和4年度 3年度平均
1日平均患者数 301.8 362.5 372.8 345.7
手術実績
令和2年度 令和3年度 令和4年度 3年度平均
手術件数 2518 2589 2739 2615.3
救急搬送実績
令和2年度 令和3年度 令和4年度 3年度平均
救急搬送実績 1506 1677 2286 1823.0
紹介率・逆紹介率
令和2年度 令和3年度 令和4年度 3年度平均
紹介率 52.7% 50.8% 54.8% 52.8%
逆紹介率 73.9% 73.2% 71.9% 73.0%
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